「誰が食わせてると思ってるんだよ」・・なんて | 共同合宿所

「誰が食わせてると思ってるんだよ」・・なんて

会社を出たら雨。夕方から雨が降ると保育園のお迎えが大変だ。
最寄の駅についたら、いつもはそのまま自転車で保育園まで直行だが、本降りだったので、まずはいったん自転車で家に帰って、車で迎えに行く。駅からタクシーというのもありだが、たいがい、夕方から降りだした場合は、タクシーが大行列。
だから家経由で車でお迎え。なのでピックアップ時間がちょっと遅れてしまいがちだ。
今日もギリギリのタイミングのところで必死にチャリで走り、そして車に乗れば運悪く信号ばかりにひっかかり、そして狭い駐車場に注意しながら入れるわけだ。

「すいません遅くなりました!」
慌てて職員室に入っていくと、タイムリミット5分過ぎてた。
受話器をもった保育士が、私に気づき、受話器をおろして迷惑そうな顔で言う。「今、お父さんとお母さん両方に電話したところなんですよね!必ず電話いただけますかっ?!」

ずいぶんトゲがある。
確かに今日は連絡しなかった。できなかった。
しかし、たかだか5分遅れじゃないか。しかも雨。わかるでしょうが。自分はずぶぬれになって、保育園に迎えにいった。電話をしなかったのは悪かったが、こっちの必死な状況もわかってほしい。
もう少々優しく「すいませんね~、電話くださいねぇ~」と言ってくれる保育士は他に何人もいるのだが。

思うに、公務員は自分の時間を守ることにいつだって必死だ。親が遅れると困る、というのは本当に子供のためを思って言っているのだろうか。違うでしょう。子供のためを思ったら、お迎えがすむまで夕飯の買い物はするな、とか言うわけない。どう考えたって保育士自信の自分の帰りが遅くなるからでしょう。
もちろん、時間を守ること自体は立派だと思う。世の中「しょうがない」で流されてばかりではいけないし、世の中は自分で変えていかないと、だ。でも結局守られているのは公務員だけだ。

まあ自分の場合、車を所有し、運転ができるから、まだいい方なのかもしれない。車を持っていなければ、延々タクシーを待つか、傘さして自転車漕いでいくか。渋滞の中、バスでいくか。もっと大変なのだ。
駅から遠い、過疎ってる場所に保育園が立地しているっていうのはどんなに不便なのか、この人たちは本当にわかっているんだろうか。

こんなことは言いたくないが、私が嫌う、夫の口癖を心の中で叫んでしまった。
「おまいら、いったい、誰が食わせてると思ってんだよ」