事実婚への覚悟 | 共同合宿所

事実婚への覚悟

とある事実婚関係の掲示板にて。
諸事情があり、事実婚という形で夫婦生活を続けたい、という女性の問いに対しての回答だ。

「事実婚は、かなり認知度があがってきたとはいえ、決してメジャーな選択ではありません。元々、周りとの多少の摩擦は覚悟した上で選ぶべきものだと思います。あなたとあなたのパートナーにそういう覚悟があるか?問題はそこだと思います。

事実婚をしたこともない人が、「覚悟」という看板を掲げて諭しているのには少々ひいてしまう。人生相談さながら、アン・ランダースか?。いや、アンならもっとウィットが効いてます。
どれだけ摩擦の実態を知って言っていることなのか。少なくとも例ぐらいあげるべきだろう。
だいたい、籍を入れたにしたって、どんだけ嫁姑で摩擦ってんだ、この日本は、と思う。
事実婚だけ取り立ててどうこういうほどのものでもない。
ていうか、「私は、摩擦の元となる偏見の塊です」と言っているようなものかもしれないが。

事実婚のスタートはいろいろだ。同棲や内縁や、フランスやスウェーデンのパクスやサムボ婚のようなお試し婚、色々だ。摩擦や覚悟をあおらなくてはならない夫婦別姓推進者の道具じゃないんだ、とまた言いたくなる。