1000円効果 | 共同合宿所

1000円効果

シルバーウィークはどこもすごい人出で驚いた。

そんな我が家も車で遠出をした。我が家は交代で運転するので距離は結構稼ぐ。あてのない旅なので、結局白川郷まで足を延ばしてしまった。・・いや、あてがないから、ってのは正しくなくて、高速道路が1000円なので、足を延ばしたというのが正しい。
二酸化炭素を排出しまくっていてエコで無いんだなあという自戒も、英会話のオーストラリア人講師だけは、キャンプしたんだったら、チャラだろ、言ってくれた。
ともあれ、1000円効果により、渋滞をもたらしたが、どこの観光地も人でにぎわった。断念してルート変更したりもしたが(キャンプがなせる技)、隠れ家的秘湯の長野の小谷温泉はさすがに人は少なかったのでほっとし、また最終日の水曜日の帰りは意外に渋滞が少なくばらけたようで、わりと快適だった。いずれにしても1000円効果は経済効果となるだろう。渋滞を懸念し、結果、電車を利用して出掛けた人も多いという。

正直、今回思ったのは、民主党の公約である高速道路無料化も悪くない、ということだ。近頃の地方の賑わい方は従来と違うと思う。ちょっと渋滞はもたらすのはあるが、去年までとまるで違う。
地方がこれだけ近くなり経済効果が期待できる。
無料化はよくない、なんて言ってた自分も含めて、ちょっと日本人はひとが良すぎないか?と思ってしまう。本来、高速道路は減価償却したら無料化すべきものなのだ。それが収益をプールして次々に他の道路建設に使うというおかしなことになってしまった。高い自動車税やガソリン税を払っていながら、なおかつ高速道路代まで払うっておかしくないか。道路建設やETCにかかわる人たちの利権の巣窟になってるのも問題。
JRやフェリーの業績不振の問題はあるけれど、”本来無料化すべき有料道路”、という話とは別の次元であると思う。しかも新幹線などはその速さというメリットが多く享受できるので、ひたすら耐えて延々走らないといけない、飲酒もできない自家用車とは違う。

毎日が無料になればバラけて渋滞もそう多くならないだろうし、運送コストという面で様々な商品がコストダウンとなりマイカーを持たない人もメリットを享受できるようになる。
財源をマイカー族からまかない、そして、エコカーにシフトしていくなら、いいんじゃないか。