ありえないだろ、産経社説 | 共同合宿所

ありえないだろ、産経社説

産経のあほくさな社説をみつけた。夫婦別姓 家族の絆を壊しかねない
ジャーナリズムとしていかがなものか。

●千葉法相は「(夫婦別姓が)これまで実現しなかったことが異常だ」とも述べた。<中略>「異常」の一言で片づけられる問題ではない。
→ 一言で片づけてないし。夫婦別姓が認められる国が世界にはフツーにいっぱいある中では、実現しないのは「異常」と言われても仕方ない。

●一時期、内閣府の調査で、夫婦別姓への法改正を容認する声が法改正を不要とする声を上回ったこともあるが、最近は、賛否が拮抗(きっこう)している。
→ ソースは?。

●親子の絆(きずな)を強めるには、やはり夫婦が同姓でいることが教育上、好ましいことは言うまでもない。
→ 教育上好ましくない根拠は?。

●夫婦別姓は民主党の政策集に掲げられていたが、マニフェスト(政権公約)から外された。
→ もともと政策集にあって、マニフェストには入ってない、よって、「外された」というのは適切な表現ではない。

●あえて夫婦別姓を導入しなくても、夫婦が家庭と仕事を両立させるための方策は、いくつも考えられる。
→「家庭と仕事の両立」という言葉はここでの文脈では全く正しくない。

● 自民党の谷垣禎一新総裁は就任後の会見で、夫婦別姓に慎重な姿勢を示した。野党として、夫婦別姓など鳩山内閣の行き過ぎた動きを正す責務がある。
→どう「行き過ぎ」ているんだろうか。確かに近頃の亀井氏は暴走しすぎかもしれないが。

社説とは個人の感想を何の根拠もなく書き綴るところなのだろうか?これじゃ個人ブログ以下ではないか。
もちろん、自分は夫婦別姓の法制化を切望している人間ではないけれど、この社説はなんなんだろ、と驚いてしまった次第。