共同合宿所の一日
| 御神崎 | 白保君 |
06:00 | 目覚ましが鳴り、止める | |
06:30 | 起床・朝食作り | |
07:00 | 息子を起こす | |
07:10 | 起床 | |
07:30 | ゴミ捨てなど | |
07:40 | 片付け | 保育園送り/出勤 |
08:00 | 出勤 | |
12:00 | 昼 ブログ更新 | |
19:30 | 保育園迎え | |
20:00 | 夕食作り | |
20:30 | 夕食 | |
21:00 | 帰宅 | |
21:30 | 風呂 | 洗濯、流しの片付け |
22:00 | TVやネット | 2chカメラオタク広場へ |
22:30 | 子供を寝かす | 自分も寝る |
23:00 | 再び起きてネット |
上記スケジュールからいえること
◎子供との「絶対的時間」の不足
◎合宿所って案外ラクだな。
◎どうやってジムに行く時間を捻出するか。
(家でもエクササイズはできる。が、、鏡を見るためにジムに行かねばならぬのだ!昨年末、グローブを新調したし。)
サウナで我慢大会(究極のマゾヒズム)
みなさんは、サウナに行くと何分ぐらい入っているもんなのでしょう。
私は10分ぐらいは普通に入っていられるが、上には上が居て、うちの夫に出会ったとき、「15分×3セット」をする、と聞いてのけぞったことがある(マラソン大会で優勝したほどの忍耐力だ。)
3セットって何よ、3セットって!。さすがテニスをやっていた人の感覚だ。
水風呂などに使ったりして、しばらくしてから、またトライするらしい。
なら私も、10分×3セット、、とかやったりして。12分×1→10分×1→8分×1 みたいな。
今日は1セットにしたい、というときは、15分にするとか。
女風呂のサウナって凄い。
朝青龍みたいなおばさん達が、居るだけでも鬱陶しいのに、おなかにラップ巻いたり、勝手に塩もちこんでマッサージしてたり、暑さに耐えられなくなったのか、トドみたいに横にゴロンと寝てみたり。おいおいケツぐらいタオルで隠せよ、みたいな。自分のタオルおきっぱにして、何度も出たり入ったり。
まさに地獄絵だな・・・。
忍耐の後に実をもたらすものは、サウナの場合絶対に「無い」。
運動のように、苦しい練習の後は技術や体力がアップする、というものがない。
サウナは、一時的に汗の流出で体重が減るだけだ。でも脂肪が燃えたわけではない。痩せることなんて絶対ない。
なのに、希望的観測の下、サウナで繰り広げられるあの地獄絵は何?
ひたすら我慢することに意義があるだけだ。
最近は、1セット12分ぐらいにしている。なかなか辛い。
昨日もサウナで12分。室温は90度ぐらいだ。
4分ぐらいから辛くなるが、8分すぎると鈍くなって開き直れるようになる。
そうなると12分まで気力が持つ。15分ぐらいやれるような気もしてくる。
その後は水風呂に。一気に16度。きーんと冷えている。
少々頭がズキズキして、クラクラしている。
これってヤバイかな・・・。ふらふらしながら、今度は露天風呂に向かう。
そして、次は塩サウナだ。(迷惑おばさんを隔離するためなのか、最近塩サウナが増えている)。
ちょっと水分補給すればいいのだが、それはしない。
そんなことをしたらビールがまずくなるからか(by夫談)。
一時的な体重減少という喜びを失いたくないからか。
中学時代の部活で練習中の水分補給を禁じられたトラウマなのか。
(バスケ部の顧問は、「練習後、君たちが水を飲んでいる姿が美しいねー」と言っていた。ああ、やだやだ。そういやこの間Googleでこの顧問の名前を検索したら某小学校の校長になっていてこれまた驚いてしまった。余談)
我慢することだけに、意義を見出し、それを続ける私って一体・・・。
これぞ究極のマゾヒズムでないか、と思うのである。
筋トレは、ナルシズムとマゾヒズムの融合だ。
ウェートで筋肥大のトレーニングやってる人は、なぜ、わざわざ小さいTシャツを選んで着るのか?!
某山田太郎とか。
私の会社でもいたな、そんな人。
そりゃ、Tシャツをピチピチにきて、
「見れくれよ~、この大胸筋を!上腕二等筋を!上腕三等筋を!」
と、無言で叫び続けているのですから。
も~、見ざる、聞かざる、言わざるでいよう!と思いつつ、
ちらり見てしまい、
「ふーん、ジムは週何回いってんの。」
と聞いてしまったりして。
筋肉を鍛えるのなら、「リカバリーレート」のタイミングを計ってトレーニングをすることがポイント。
筋トレをして金繊維に傷がつき(いわゆる筋肉痛)、この疲労から回復するまでの期間のことを言う。
疲労から徐々に回復し、運動前よりちょっと筋力がアップする時が来る(ほんのわずかに疲れが残っている状態)、このときを「超回復」といい、ここでトレーニングをすると、さらに筋力がアップする。
常に超回復の時にトレーニングをしていけば、より効果的なわけだ。
だから自分のリカバリーレートを知ることが大切だ。
私の場合、筋トレ後、12時間後筋肉痛が始まり24時間すぎたくらいに筋肉痛のピークがくる。そして、48時間後に、超回復状態ではないかと思う。(部位によっても違うけど)
だから、筋肉痛にならないトレーニングは、トレーニングとはいえない。
痛みがこなきゃ!「あ、来た来た!始まった」ってね・・。アレじゃないけど。
このリカバリーレートに乗っ取って、ベンチプレスなどやれば、面白いように、おもりを上げていけて、結構ハマってる人は多い。
赤坂のジムから、表参道のジムに移ったとき、マシンやっている人たちが
「うぅ~!う~っ」
うなっている声が部屋中響いているには驚いた。
いやあ~彼らの顔がゆがみ具合といったら、、、そうでなくてもゆがんでるのに。
ウェートトレーニングは、姿勢が大事なので、鏡を見ながら行うと、気がつくと自分のボディに見入ってたりしてね。
なんか肩越しから自分を見てないか?
そして、彼らの休息日は筋肉痛の快感にひたっていたりしてね。
母が比人の非嫡出7歳児に日本国籍認める
母が比人の非嫡出7歳児に日本国籍認める…東京地裁(読売新聞)
hatayakさんが、上記関連記事に関し、ワタシが前々回書いた別姓ブログに対し、トラバをしてくれた。直接的にはそのブログには関係ないので、この判決について新たに立てて書こうか、と思いつつ国籍法がよくわからないのであった。
hatayakさんのところでサマってあるのを無断転用すると(以下ピンク字部分、汗汗汗)
概略として、東京地裁は、
外国人の母親から生まれ日本人の父親が生後認知した子について父母に婚姻関係がなくても日本国籍を認めた。
ということで、では、そもそも国籍法の規定とは、
①母親が日本人の場合、子は出生と同時に日本国籍が付与される
②母親が外国人で父親が日本人の場合出生前の認知で国籍取得
③母親が外国人で父親が日本人の場合出生後の認知では法律上の婚姻関係が必要
今回は母が外国人のケースで、出生以後の認知だから、その子供はこれまで日本国籍を取得できなかったというのだ。
そもそも、②のケース、非婚でも事前認知でOKってこと?よくわからない。出生後に認知だと、アウトだなんて。このタッチの差ってなんなのだ?今はDNA鑑定だって出来るのだから、不正を恐れることはないだろう。おかしな法律だ。
で、今回、東京地裁は、
「両親が結婚していないために日本国籍を認めないのは不当」
という判決を出したのだ。
しかも、
「国籍取得の条件として、日本人との共同生活など一定の結びつきを要求したもの」と解釈。「価値観が多様化している今日、こうした家族としての共同生活は、法律上の婚姻関係がなくても、内縁関係として営まれていることも多い」と指摘した。
内縁関係も婚姻の実態があれば認めるということか。
まあ、ここまではふーん、、、なのだが、
「法律上の夫婦の子供(嫡出子)と非嫡出子で差をつけるのは合理性がなく、違憲」
えええー!嫡出子と非嫡出子で差をつけるのは違憲、と認定だとぉ~?婚外子差別問題はこれまでどう争ったって裁判で却下されまくってきただろうが。
・・・・でも地裁だからなあ。(なんか納得してしまったりして)
ところで、実際のところ、このフィリピン女性は、相手の日本人男性は、別の日本人の女性と結婚しているらしい。
重婚を認めることを危惧する向きもあるようだが、フィリピン人の方に婚姻の実態はほとんどないとすると、重婚とは言えないのでは?。(まあ婚姻の実態を認めたからこその今回の判決なんだろうが、要は実態的には不倫でないの?)
仮に重婚の実態があったとしても、その子供の権利とは別の話で、出生後認知の非嫡子であるがために国籍を取得できないことは不当である。
・・・ま、だいたい、このアタクシが、「この男性の重婚を認めていいのか~?」なんて批判する清潔感は持ちえていませんから~。残念!
駄文になってしまった。(いつも)
この判決についての意見は、エイサクさんのブログを読んだほうがためになる。
玄田有史氏のニートについての記事に思う
4/13の日経の記事で、玄田有史氏がニートについての現状を解説していたが、そのことについてあちこちのブログでかかれていて反響が大きいようだ。
というのも、年収300万円以下の世帯にニートが多く、その多くが多くが低学歴である、と。
詳しくはhatayakさんのブログ がグラフ付きでわかりやすいかも。
ニートという言葉、やたら最近目にするが、これは決して裕福な親が、甘やかしてこうなったわけではない、ということを証明するのである。
ふうーん、まあ確かにそうだろうな、と思う。
一方で、世間でよく言われるのが、東大生の世帯年収は1000万円。いかに親が裕福か、であって、いかに本人が自分ひとりの能力でがんばった結果では無いのだ。
フランスの社会学者ピエール・ブルデューは「学歴と階層に深い関係があって、学歴資源が階層生産に大きな役割を果たしている」と言っている。つまり学校とは階層差のある子供たちをもともとの階層に再生産するためのふるいわけの装置である、と。
今の日本がますますそうなりつつあるように思う。
ゆとり教育というのを実施した結果、塾に行くか行かないかで、その後の進学状況も違ってくるようになってしまった、とはよく言われる。森永卓郎なんて、「だからゆとり教育は意図的に行われているんだ」とまで言うけど(!)、ともあれ、ゆとり教育が招いた結果は学校外教育を必須としている状況は事実だ。
しかも、私の周りの親は、「塾に行くお金を考えたら、公立にいくより、私立に行った方がいいよ」とまで言う。
つまり、塾行くのも、私立に行くのも、経済的に余裕がなくてはいけない、親も必死だ。
これでは貧乏人はどんどん落ちこぼれるしかない。
結論としては、お金が無くとも、教育を均等に受ける機会が必要だ、というもっともらしいところで結びたい。
・・・・でも、
日本の教育ってなんなんだ。じゃあ、ゆとり教育じゃない方がいいのか?
東大に行ったからって頭いいのか?
東大生の傾向。”言語能力に長けて、切り張り、要約が得意。でもオリジナリティが無い”。
・・っていうのが、東大教授の上野千鶴子氏の「サヨナラ学校化社会」に書かれていた。
この本は、実に面白い(フェミニズムの本ではないよ)。
ぜひ、一度ご一読を。(上の、ブルデユー氏の抜粋も、実はサヨナラ学校化社会からなのだが・・・汗)
日本経済の今後を思うと、今の学校教育が生み出した”要約だけが得意な子供”が担えるとは思えない。
教育そのものの抜本改革が必要だ。
事実婚の増加と夫婦別姓法制化の関係について
テレビの情報番組で「法律婚VS事実婚」が取り上げられたらしい。
見ていないのでなんともいえないが、事実婚が少しずつ認知されている、ということか。
この番組を受け、夫婦別姓を待つ身の溜息というブログに書いてあったのだが、
「最近は肝心な夫婦別姓の法制化の見通しが暗いせいか、事実婚という解決策がますます注目されつつあります」
だそうだ。で、
「事実婚が普及するという現象は夫婦別姓が阻止されることにより加速しています」
というが、どうなんだろうか。
思うに、一方で、事実婚が普及するという現象により、夫婦別姓が阻止される、という傾向はないだろうか。
(たとえば、夫婦別姓が教科書から削除されたり、いつまでたっても国会審議されないとか)
だから、夫婦別姓法制化を望む人にとっては、事実婚を選択する人の存在って正直迷惑だったりするんじゃないかしら・・と思うこともある。
正直に言おう。
事実婚、やってみたら、結構快適・・・。
で、夫婦別姓法制化なんてどうでもよくなってしまっている。
もちろん将来的に問題はなくはないけれど、法律婚する不快さに比べれば、屁でもない。
今思うのは、事実婚の人や、非婚主義やシングルマザーなど、そういった人に対しても、法律婚と同様の社会保障の実現を目指すことの方が大事なことのように思える。
北欧では、養育費は行政が代理人となってしっかりと取り立てるシステムがあって、これならシングルマザーでも安心してやっていけるそうだ。
こういうブログをやるようになって、非婚主義の方々も来訪するようになり、いろいろ考えさせられるこのごろだ。
ここ数年の夫婦別姓法制化の動きとして気になるところは、非嫡子問題が切り離されたり、家裁案などという妥協の産物のようなものが出てきたりとして、私としては興味がそがれるばかりなんですけど、まったく・・・。
ないよりはあったほうがまし、まずは段階的に実現していくことに意義があるって・・・?
反対派に媚びるような活動が果たして実を結ぶのだろうか。
・・・言っちゃった。
ダイエットその2
昨日の摂取カロリーは、トータル1253kcal。優秀優秀(計算が間違っていたりして)。
今日は、朝は、ごはんと納豆とぬかづけ、318kcal。
昼はお弁当持参で大体580kcalってとこか。
脂肪は簡単に燃えない。
少なくとも、15分以上継続した運動が必要である。
たとえばジョギングしたとすると、最初の10分間は糖を分解してエネルギーにする。
その後、ようやく脂肪をエネルギーにかえる。
隣の人と話せるぐらいの楽な有酸素系運動が一番効果的。
もちろん、筋肉を付けると、脂肪が燃えやすくなるので、ウェートトレーニングも効果的。
ダイエットとか、ウェートトレーニングとか、数値が目に見えて向上するものは、面白い(単に、マゾ)。
でも、子供がいるとなかなかスポーツジムへもいけず。
まずはあるある大辞典で前やっていた、階段一段抜かし上りで、まずはお腹周りを・・・
それにしても山手線に乗っていると、モニターでマイクロダイエットのCMやってますが、あれって凄いですねぇ。愛用者でダイエットグランプリというのをやっているのだが、1位の人は50キロ減!
しかも、グランプリの10日前に結婚!ですって・・・
何のキャッチコピーも売り文句もいらない。その事実だけで、凄いデモンストレーションだ。
ありゃ、女の人を刺激し、そして、ひたすら抑圧するんだなぁ。
(だんだん、ダイエットブログになってきた。。。)
ダイエットは頭でする。
おとといさんざん飲んだ挙句、昨日は同じメンバーで戸塚ウィンズラジャに行って、居酒屋モードで風呂入り~だ。体重を図ったびっくりだ!
これは、ダイエットをしなくてはいけない。
目標は2ヶ月で3キロ減。
ちなみに、ダイエットをしている諸君よ!
「間食やめた~」「チョコ食べないィ」「油抜き~」
なんていう、いい加減なことをしてはイケマセン。
きちんとカロリー計算すること。
そのために「ご飯帳」を付ける。(食べた物を記録し計算する)
体重1kgグラム減らすのに、どれぐらいの熱量消費が必要だろうか。
なんと7000kcalである。
ちなみにエアロビを30分したって170kcalしか消費しない。運動後のビールで容易に帳消しだ。
食事制限が一番だ。
一日合計2000kcal摂取している人が、一日1500kcal摂取に減らし、継続したとする。
つまり、一日500kcal分減らすことになる。
ということは、12日で1キロ減らすことができる。
ということで、私の最短目標は36日ということになるか。
まあハレの日の食事もあったりするから、二ヶ月ぐらいと見よう。
4年前に同じようにダイエットを試み、1500kcal制限をした。
少々辛かったが、数字を守れば確実に減らせる。
もちろん、今、日平均、何kcal食べているか、計算することからはじめる必要がある。
大体、太っている人は食嗜好が原因であることが多いと思う。
ごはんはあまり食べて無くても、チーズやチョコが大好きだったり。
計算なんて大体でいいのよ。ご飯軽く1杯180kal。食パン1枚170Kcal。
今日の朝食は343kcal。
お昼は外食でもなく、お弁当でもなく、コンビニ。便利だ。全部熱量表記だ。
いくらおにぎり167kcal, かつおとじゃこのおにぎり174kcal、おくらとめかぶのサラダ39kcal、
もちもちワンタンの丸鶏スープ83kcl、ヘルシア緑茶7kcal・・・・トータル470kcal。
そうすると、今日の夜は680kcalまで食べていいのか。(でもやっぱりきついな)
もちろん、運動も大事だ。
っていうか、セントラルの会員なんだけど、全然行ってないー。
まずは、日頃の生活態度が大切。
1. タクシーに乗らない!
2. エレベーターを使わない!
固く心に誓った矢先、今日、会社でエレベーターの前通りがかったら上司がエレベーターの中で待っている。・・・行ってくれちゃっていいのに。 すごすご乗ってしまう。だって、そういう気遣いってむげに断れないではないか!
妊娠~出産 VI 里帰りしません!
(回想録)
さて、助産院を退院し、家での生活がスタート!
里帰りはしないこととした。
何故なら、夫が子供とかかわることがもっとも重要、と考えたからだ。
また、母と一緒にいると100%ケンカになるからだ。(これ結構大きい)
もちろん、私はしばらく安静にしないといけないし、夫は仕事をしている。
だから、夫には、煮物や、マリネなどたくさん作ってもらってタッパーに保存してもらい、
それをお昼などに食べる、という生活が続いた。
何しろ初めての母乳育児に悪戦苦闘。
9月もあって、汗だく。
母乳不足じゃないのに、母乳不足感というものにさいなまれ。
子供はおっぱいを嫌がる。吸う力も弱い。
夫には、子供を思いっきり、私の乳に押さえつける・・という力仕事をお願いした。
また、授乳中のどが渇くので、お茶などを用意してもらった。
夫の仕事はいくらでもある。
悪露が続くので、ナプキンも買ってきてもらう。
紙ナプキンもだんだん嫌になってきて、布ナプキンはないものか、と何軒か回ってもらった。
(ほとんど怪しいおじさんか?)
夫が子供といられることは、彼にとっての今後の子供との関係を作るうえでも、妻の精神上にも良いことだ。
男の育児休暇うんぬん言われる昨今、それが難しい今、まずはここからやってみることもお勧めします。
顧客への教育が行き届いた?ラーメン店
埼玉の某エリアに「健康らあめん H」というラーメン店がある。
ラーメンなんていう、油ギトギト、塩分たっぷりの不健康な食べ物に、『健康』という言葉を付ける事自体のけぞってしまうが(だから、自分の健康、ひいては命を引き換えにしているラーメン王という職業の人を一番尊敬する)、何より、入った途端緊張を強いられる店で、これぞこの某フロク
で書かれているところの「顧客教育」なのかもしれない。
店内に入っても「いらっしゃいませ」と言われることはまず無い。一人で切り盛りする店長は黙々と仕事をしており、振り向きもせず、店内は静寂を保ったままだ。この瞬間で帰りたくなる人もいるだろう。
着席して、メニューを見る、メニューが決まる。しかし、「何にいたしましょうか」とオーダーを聞いてはこない。こっちも意地を張って、聞いてくるまで待とう!と決意したら、永遠に注文を聞かれることは無い。
しびれを切らし、「醤油大盛りと、海苔味噌と、餃子1つ、お願いします。」とオーダーする。しかし、店長は、黙々と餃子の皮を包み、返事もしなければ見向きもしない。
「あの・・・醤油と、のり味噌と、餃子1つ、お願いします」再度声をかける。わかってるよ、と言いたげに、店長は「はい」と嫌そうに返事をする。メモも取ってないけどなぁ。
しばらくして、店長が「何でしたっけ」と聞いてくる。
次次にお客さんが入ってきて、同じようなやり取りが繰り返されるから、そのうち怒鳴る客が出るのではないか、とこっちがはらはらして、店内の緊張は最高に達する。お客さんには2種あって、明らかに呆然としているタイプと、表情もかえず黙々としているタイプだ。おそらく後者はリピーターなのだろう。もちろん私もリピーターなのだが、いまだになじめず、前者のタイプだ(苦笑)。これがファミレスのバイトの子相手だったら、「もっとえらい人出してくれる?」と言ってしまうゾ。・・が、なぜか、すごすごと引き下がってしまう。これぞ顧客教育のたまものであるといえる。
注文した品が届いた。は・・・、醤油に海苔が付いてて、味噌に海苔が付いてない・・・。「あ・・あの・・違うんですが・・・・」店長の顔を見る。「あ、やっぱりいいです。いいよね」弱気になる。
そして、夫が「すいません、子供用のお茶碗をいただけますか?」と頼む。もちろん、返事も何もなく、店長はカウンターに戻り、そして、お茶碗を持ってくる。
私は小声で「あ~、スプーンとフォークついてないねぇ・・」夫に言う。夫は店長の方を見る。店長は、また黙々と仕事をしている。「・・・ええい!いいわい!もう!」と言って、自分の割り箸を折って短くして子供に与える。どこのお店だって、頼めば持ってきてくれるだろうが。余計な要求は控えさせる。これぞ顧客教育のたまものか(再度)。
スープの味は絶品だ。魚系のだし(鶏がらも入ってると思う)に、背脂がちょっと浮いてる。スープが舌のうえでざらつく感じがなく、あくも丁寧に何度もすくって、最後はふきんで綺麗に漉したような、そんな感じのにごりのない上品なスープだ。「健康」という名前も納得がいく。なんと和食の板前さんだったこともあるそうだ。仕事が丁寧で、厨房はピカピカだ。
会計した後だけは、小さな声で「ありがとうございます」と言っているようだ(小さい声なのでよくわかんないけど、多分こういっている)。
店の近所に、唯一「Hのオヤジのハートを掴んだ」と自慢している人がいる。この人が聞いたところによると、「オレは愛想よくすることができねぇんだよ」と言っていたらしい。
店長としては、黙って静かに、自分の最高傑作をご賞味・堪能してもらいたいのだろう。お客は無言か、ぼそぼそと小声で食べている。間違っても大声で笑ったり・・・はありえない。そのための顧客教育なのだ(シツコイ・・・)
店の前を通りがかると、お昼時以外は空いているように感じる。こんなにおいしいのに、愛想だけでももうちょっとよくすれば、もっとお客が来るだろう、もったいない、と思う。
それにしても、人には得手、不得手がある。営業が得意であったり、図面を引くのが得意であったり。それが能力の個性である。企業であれば、補い合えるが、それが、個人商店だとどれを欠いても難しい。そう思う。